介護のコツ ~認知機能の低下について~ その1
こんにちは。あやこ♪です。
すっかり涼しくなってきましたね。
先日社長が朝礼で言っていました。
「天高く馬肥ゆる秋」
美味しいものが多くなりましたが、私はこれ以上肥えないように気を付けたいものです。
さて、早速ですが、せっかく訪問看護師として、ブログを書かせて頂いています。
訪問看護で相談を受けることについて、ちょっとしたコツや利用者様にお伝えしていることを、ブログにも書いてみようと思います。
介護を実際にされている方、身近な方で困っている方がいらっしゃったら、少しでもお役に立てれば嬉しいです。
今日は、認知機能の低下についてです。
「最近、父が物忘れが激しくて、、、」「ちゃんと説明したのに覚えていないんです」
このようなご相談も良く伺います。
皆さん、ご存じだとは思いますが、単なる物忘れと、疾病名の認知症は違います。
年齢を重ねれば、ある程度の物忘れはよくあること。私も良くあります (>。<)
「最近忘れっぽくて、、この間もね・・」ととても悩んでいる方も多いですが、物忘れを悩んでいると、気持ちまでうつうつとしてしまいます。
「思い出せれば大丈夫!」と気にしないことも大事だと思います。
急激な物忘れや、あまりに進行が速い場合、不安が強い場合は、物忘れ外来等の受診をお勧めする場合もあります。
年をとって、忘れやすくなったと思っていても、実は脳の病気や、精神の病気が隠れていることもあります。
治療が出来る場合もあるので、安心の為にも、早期に一度受診することをお勧めします。
「病院なんか行かない!ボケてなんかいない!」と病院に行きたがらない方もいるかもしれません。
初診からご本人を連れていくと、受付や、アンケートの記入などでとても時間がかかり、ご本人にも負担となります。
そういう場合、まず、ご家族だけで、外来に相談してみるのも一つです。
その上で予約をとってからご本人を「脳の健康診断を受けましょう」「最近はいい治療があるみたいよ」と説得をして、一緒に病院に行けるとスムーズですね。
ご家族での説得が難しければ、遠方の親戚の方や、介護保険のケアマネージャーさんや、訪問看護師に説得してもらうとか「最近テレビで見たのよ~」等、他の方からの情報だと伝えると、行ってくれることもあります。
色々忘れてしまうようになって、一番つらく悩んでいるのは、ご本人であることを忘れず、説得すれば大丈夫です。
今回は、受診について書いてみました。
次回は、物忘れへの対応について書いてみたいと思います。